授業ってどんな感じ?
こんにちは。
今回は、塾での授業について書いていきたいと思います。
目次
授業の形態
集団授業
授業といわれると、多くの方は小中学校で行われているような、教室に生徒が数十人おり、先生が黒板に立って授業をする光景が思い浮かぶ方も多いと思います。
これは集団授業といわれる形式で、小中学生対象の学習塾で、中間~上位層の生徒に対して行われる場合が多いです。
個別授業
逆に集団授業に対して個別授業というものもあります。
これは、主に低~中間層の生徒に対して行われることが多く、一人~三人程度の少人数に対し講師が一人つき、直接語り掛けるようなスタイルで授業が行われています。
生徒との距離感が近い分、信頼関係の構築がカギになります。
映像授業
東進ハイスクールや河合塾マナビスなど、大手塾がメインになります。主に高校生が対象となります。
対象生徒の学力層も低~上位層まで広いです。
授業そのものに関してはプロ講師の映像を見て学習する形になりますので、アルバイトとしての講師は授業を行うことはほぼありません。
学習状況の管理や質問への受け答えが主な仕事となります。
お給料
やはりアルバイトをする以上は賃金が気になりますよね。ここでは、授業の形態別の給料の比較をしていきます。
集団授業のお給料
集団授業の場合、一度に数人~数十人の生徒を相手にします。
従って、賃金は高めの設定となります。
個別授業のお給料
個別授業の場合、一度に相手をするのは1人~3人程度です。
従って、給料は相対的に安くなります。
映像授業のお給料
映像授業の場合、生徒を直接相手に授業するわけではありません。
従って、賃金も個別授業と同程度となることが多いようです。
授業準備
いくら時給が高くとも、授業準備に時間を食われては意味がないですよね。
各授業形態ごと、準備時間を比較していきます。
集団授業の授業準備
こちらは、大勢の生徒に一気に教える分、個別の対応ができません。
万が一不明瞭な点があれば質問を受けることになりますが、逐一全員の質問に答えていては時間が無くなってしまいます。
また、板書をする場合、あらかじめ内容をまとめておかないと、見るに堪えないわかりにくい板書になってしまいます。
従って、授業対象の生徒がまんべんなく理解できる授業を十分に準備しておく必要があります。
そのため、個人差こそありますが、授業準備に1~数時間程度必要となる場合が多いです。
1時間程度であれば、十分に見合った給料となるでしょうが、3時間程度になると、割に合わなくなってきます。
大学生ですと、大学の講義中にやっている人を見かけます。教養系の講義だと暇なものも多いため、その講義のうちに自分のバイトの授業準備を済ませてしまえばある程度時間を節約できます。
それから、1年目の授業の場合、すべての授業を新規に準備しなければなりませんが、2年目以降の場合、過去の授業資料をそのまま使えばいいため、圧倒的に楽になるらしいです。
個別授業の授業準備
個別授業の場合、集団授業ほど授業準備が必要ない場合が多いです。
というのも、1~3人との対面になりますので、ワークや教科書を片手に、その場で考えながら教えていけば大丈夫な場合が多いです。
また、この傾向は学年が低くなるほど強いです。
例えば、高校生の受験数学を初見で教えるのは少々辛いところがありますが、中学生の数学であればその場で十分対応できるはずです。
ただ、注意しなければならないのは、カリキュラムの決定が塾側にある場合と、先生側にある場合があることです。
塾側にある場合、塾長などが保護者と面談等をして内容を決定してくれますので、講師はそれに沿って授業をするだけです。
一方、講師がカリキュラム決定まで行う場合、場合によっては保護者と直接面談などを行い、カリキュラムを設定し、責任もって実現する必要があります。その点で、責任が重いといえます。
映像授業の授業準備
映像授業の場合、直接的な授業準備はほぼ必要ないといえます。
というのも、アルバイト講師自体は授業をするわけではないからです。
質問の受け答えやカリキュラム管理などが主な仕事となります。
一方、あらゆる分野の様々な項目や問題を何の脈略もなく質問されますので、ある程度の説明ができる実力が必要といえるかもしれません。
おわりに
以上、私の塾講師の経験から得られた知識より、授業の形態別に給料や授業準備の面から比較して書いてみました。
必ずしもすべての塾に当てはまるというわけではありませんが、参考になれば幸いです。
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